田舎の新聞

田舎の新聞のお悔やみ欄。田舎の人はアレをすごくチェックしている。知り合いを見つけると駆けつけなければいけないから。

「新聞見てなくて知らなかった、不義理しました。」では済まされないような無言の圧力。だからみんなそのためだけに○○新聞をとる。新聞も葬式ビジネスの一環なわけだ。

そして田舎の人が複数の新聞とるほど贅沢するわけもなく。結局○○新聞がほぼシェア独占。朝日新聞やら読売新聞やらは田舎ではほとんど見かけないということになる。

自分は今実家を出て他県にいるので当該地方紙はもちろん取ってない(ていうか新聞自体とってないが)。離れて何年か経ってやっとその理不尽な実態に気付けたのだ。私も実家にいた頃は○○新聞で報じられてることが世界の全てだと思ってた。まだネットも無かったし。

地元の有力者が起こしたある不祥事について、○○新聞は全く報じなかったことがあって、私はそこから不信感を持ったのだった。

今の若い世代で地方にいる子はこの辺どう思ってるのかな。スマホネイティブ世代は新聞なんか読まないかな。SNSで見聞きしたことが世界の全て、なのかも。

人は結局自分の信じたいものを信じる。情報の真偽、世の中のカラクリ、自分で見極めて、何が正しいか常に考えろ。騙されないで、でも疑心暗鬼にならないで、ああ、真実に辿り着くのはかくも難しい。