新型コロナ感染者数

二回目の緊急事態宣言がでた。2月に帰省予定であったがとりやめになった。致し方ない。それはともかく、この感染拡大はいつまで続くのか。

 

歴史を参考にしてみよう、というわけでスペイン風邪について調べてみた。数字は端数を四捨五入してます。

 

スペイン風邪が流行したのはは日本では1918年から1920年の3年間ほど。

当時の日本の人口、1919年で5500万人。

3年間のトータルでスペイン風邪感染者数は2380万人。死者39万人。

(上記は内務省衛生局の数字。ちなみに内務省統計局による人口動態統計では流行性感冒での死者23万人となっており、かなり食い違いがある。もともと基礎疾患があった人の死因をどうカウントするかの定義が違うらしい。ここでは衛生局の数字を使います。ググると専門家の方も衛生局の方を参考にしてるようなので)

 

パーセントに換算すると。

日本人の43%(!)がスペイン風邪に感染し、日本人の0.7%の人が死亡したということになる。

ちなみに感染患者数における死亡者の割合は1.6%。

スペイン風邪にかかった人のうち死んだ人の割合が1.6%)

 

翻って今の日本。

 

日本の人口は2020年7月でおよそ1億2580万なのでこれを基準としてみます。

コロナ感染者数については2021年1月13日時点のもので計算します。2020年1月以降の累計です。

ソースはNHKのコロナ特集ページ。素人の統計なので有効桁数とかは適当なので悪しからず。

 

日本全国のコロナ感染者数(累計):およそ30万4千人 日本の人口の0.24%

日本全国のコロナ死亡者数(累計):4276人 日本の人口の0.003%

コロナ感染者のうち死んだ人の割合:1.4%

 

割合で見るとスペイン風邪より全然感染者少ないね?(今のところ)

日本人417人にひとりは感染者という計算になる。

学校のクラスが35人~40人と仮定しておよそ11クラスにひとり、と考えるとイメージしやすいかな。あるいは一世帯4人家族と仮定したら104世帯にひとり。あくまで今のところ、現時点までの話です。

 

一方感染者のうち死亡した人の割合は同じくらい。でもスペイン風邪は大正時代だからね。エクモなど最先端医療機器がある現代においてこの数字だから、やはり新型コロナは侮れないなと思います。

 

 

ちなみに東京は

 

2020年7月の東京の人口1400万人、これを基準とすると

東京のコロナ感染者数(累計):78566人 東京の人口の0.56%

東京のコロナ死亡者数(累計):704人 東京の人口の0.005%

コロナ感染者のうち死んだ人の割合:0.9%

 

やはり東京は日本の平均と比べると感染者多い。およそ2倍ですね。200人に一人は感染者という計算になる。

一方死亡率はやや低め。地方に比べて医療体制がしっかりしているということでしょうか(あくまで現時点では、ですが)。もしくは無症状や軽症でもPCR検査受けている人が多い?

 

もうひとつ、自分の住む愛知県について。

2020年7月の愛知の人口755万人、これを基準とすると

愛知県のコロナ感染者数(累計):20087人 愛知の人口の0.26%

愛知県のコロナ死亡者数(累計):297人 愛知の人口の0.003%

コロナ感染者のうち死んだ人の割合;1.5%

割合は日本の平均と同じくらいですね。 

 

今後はどうなるのか?

今後スペイン風邪同様国民の4割以上が感染するまで広がり続けるのか?ハンドソープやらアルコール消毒やらマスクやら大正時代に比べればよほど衛生環境は良いと思うので、そこまでは行かないと思うんだけど、どうかしら。

 

ちなみに2021年1月13日のコロナ感染者数は日本全体で一日に5871人。

仮に、今後も日本全体で感染者が一日5000人ペースで増えると、約190日後には感染者数累計が日本人口の1%に達する計算になる。今から190日後だと7月下旬くらい。1日8000人ペースなら120日後。つまり5月中旬には感染者数累計が人口の1%になる。

 

感染者数累計が1%ということは、100人にひとりがコロナ感染の経験があることになる。3クラスにひとりくらい。そうなるとだいぶ切実感増すなぁ。うー、かかりたくない。ワクチン間に合うかなぁ。医療従事者は優先してくださるそうだが、歯科は優先順位低そうだし。

 

 

とにかく、何とか皆で生き延びたいものです。