頭の痛いこと

気がつけば7月。今年の梅雨は当地では雨が少ない。しかし気温の差が激しいのでどうも疲れる。

仕事のほうで、A氏の取り扱いに困っている。どうもいろいろ“分かってない”のだ。

まず患者さんとの会話がヘタ。一見流暢に説明しているように見えるのだけど、実は会話が患者さんとかみ合ってなかったり、話は長いが要点が分からなくて誤解を招くような言い方が多かったりするのだ。(彼の書いたカルテも同様に分かりにくい)

あと時間がかかる。まだ若いので経験が足らないぶんベテランと同じように行かないのは分かるが、それにしても要領が悪いのだ。先程書いたように説明が長いのでまず処置開始までに時間かかる。丁寧な説明と言えば聞こえはいいが、長けりゃええっちゅうもんちゃうし。処置開始後もいちいち時間がかかる。これも丁寧にやってるといえば聞こえはいいが…。事前に治療の流れを考えて、計画たてて治療を進めるということができていないのだ。行き当たりばったり、その場しのぎ。そして予想外、見込み違いのことが起きて、慌ててまたトンチンカンなことをする。

これらのことを何回か注意しているのに、いっこうに成長が見られない。治療計画に関して分からないときは上のドクターに聞きに来なさいと言ってるのだけど、あまり来ない。おそらく、自分ではその治療計画でイケてると思ってるのだ、始末の悪いことに(´ ヘ`;)。あとでトラブルが発生して結局こっちが尻ぬぐいするはめになるのに。今は周りのものが軌道修正してるけど、今後彼がひとりでやっていくことになったらトンデモなことやりそうで怖い。本はよく読んでるし知識はある。しかし実践は別なのだ。

スタッフからの信頼もなくて、今や後から入った後輩君の方が頼りにされている状況。この後輩君は分からないときはマメに聞きに来るし、メモ取るし、素直だし、ちゃんといい子に育ってる。

A氏の最大の問題点は、患者さんに対し無関心なこと。後輩君の方がよほど患者さんのことを覚えているし、「この前僕が診た人、あのあと大丈夫だったかなあ、痛くなってないかなあ」と、患者さんのことを気にかけている。A氏はあまりそういう心配をしてなさそうに見えるし、自分が診た患者さんの名前や顔をあまり覚えてないようだ。患者さんにに対する責任感が薄い。

もう人格からして問題有りなので彼を根本的に変えるのは難しい気がする。こちらとしてはなるべく指導、監視していくしかないが、本音を言えばもう尻ぬぐいは疲れた…。ここを辞めてご実家を継ぐならドーゾお早めに。