ジョブズ氏追悼

私とMacの出会いは、大学卒業後の研修医時代。当時医療関係ではMacが使われることが多かったため、医局ではCentris660とかQuadra800が活躍していたのだ。確か隣の医局にはカラクラもあったかな。他にNEC富士通DOS機もあったが、無味乾燥なDOSの起動画面に比べMacの起動画面(Happy Mac)の可愛らしさといったらもう。フロッピーを取り出すのにフロッピーのアイコンをゴミ箱にドラッグすればいいというのも面白かった。

とはいえ大学院には入らず研究はほとんどしなかったぺーぺー医局員の私がパソコンを使ってやるような仕事はほとんど無し。Macを触るのは大半が遊びで、初期のインターネットやまきがめ(懐かしい!)などのゲームをやっていたなあ。

やがて自分でもMacを所有したくなり、1995年に初めて買ったMacが一体型デスクトップのPerforma5210。むちゃくちゃ重かった(重量が)。OSは7.5.3。個人レベルではまだインターネットよりもパソコン通信の方がメインだった。

このPerformaにメモリ増設したり外付けHDDを足したりしてなんだかんだ2001年まで使ったなあ。その間に(1998年)スケルトンのiMacが登場してすごく流行ったし欲しいなとも思ったんだけど貧乏だったので(^_^;我慢してた。ただし医局にはボンダイブルーiMacPower Mac G3(ポリタンク)あったので使わせてもらってはいたなあ。

次に買ったのがノート型のiBook Dual USB (2001年)。ネット環境もADSLを導入して常時接続になり、ネットジャンキー度が加速。ついに自分のホームページも持つようになる。ペンタブレットを買ってパソコンでお絵かき始めたのもこの頃。AirMac(初代のグラファイト)も買って無線LANも始めた。

やがてハードディスクが手狭になり2003年にはPowerBook G4 15inch購入。これは今思えば高い買い物だった。しかしハードディスク容量に余裕が出来たのでこれを機に音楽の管理をiTunesでやることにした。iPod(三代目、モノクロ液晶で四つボタンがついてるやつ)も買って、車ではiPodで音楽を聴くようになった。これ以降CDは最初の取り込みの時以外触らなくなっちゃった(CD離れの始まり)。

2004年にはAirMac ExpressZippoみたいなやつ)も買い足して、AirTunesiTunesの音を無線LANで飛ばして外部スピーカーから音を出す)も始めた。おかげで良いスピーカーが欲しくなってしまい物欲に悩まされることに。(結局JBL encounterを使い続けてますが)

次は2007年、MacBook Mid2007購入。以前ほどお絵かきしなくなったこともあり、13inchを買ったが必要十分であった。2010年にバッテリーが妊娠したがそれ以外特に大きな不具合もなくコストパフォーマンスの高い機種だったと思う。

2010年にはiPhone3GSも購入。いまや手放せないものとなっている。寝っ転がって気楽にネットできるっていうのが素晴らしい。旅先などでの調べ物もこれがあれば無問題。

2011年、今年の夏にはMacBook Pro early2011(13inch)購入。これまたコストパフォーマンスの高い機種。つるつるトラックパッドは気持ちいいし、バックライト付きキーボードはやっぱりカッコイイ。まさに今この文章もコイツで書いている。

上に書いた以外にもiPod nanoは初代の白と第四世代のブルーを持ってるし、AirMacはExtreme(はんぺん)も買ったしZippoAirMac Express)も二つ目買ったし。どんだけAppleに貢いどるんだ自分。いや世間にはもっと上も大勢いるだろう。私なんかまだiPadも買ってないしまだまだだわ。とはいえ、自分用には一度もWindows機を買ってないし、Boot Campは知ってても自分のMacWindows OSなんか入れたくないやい、とも思ってるし、十分Apple信者と言えるかな。



今日、Apple社の核であったスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。私がApple製品と初めて出会ってから20年近く。ジョブズへの追悼の意味を込めて私とApple製品との関わりを振り返ってみた。

ユーザーとしては今後が気になるところ。Appleの製品作りにおけるこだわりや美学が失われないことを祈っています。