放射能汚染

コウナゴから放射性ヨウ素が検出されたということがニュースになっているが、今後生物濃縮が進んでいって、やがて大型魚からも放射性ヨウ素が検出されるようになるのかしら。

海の汚染に関しては、放射性物質が魚介類の体内にどれくらい溜まるものなのか、具体的な前例がないんじゃないかしら。ふと思いついて「チェルノブイリ 魚」でググったら川に巨大魚がどうのこうのというサイトがヒット。こういう謎の巨大魚的なことではなく、実際人間が食べて大丈夫なのかどうかが気になるわけだが。

すでに韓国やタイの一部で日本の魚介類の輸入停止を決めているところもあるようで、世界的な風評被害は始まっている。食の安全という意味では、今までは「日本産」というのは安心安全のイメージだったはずで、それが今や日本産と言うだけで敬遠されるなんて…。外国から見ればきっと西日本も東日本も一緒くたに考えられてしまいそうだから、西日本は安全と言っても理解されず、損害は日本全体に及びそう。

きっかけは「想定外」の地震津波だったとはいえ、東電、原発のもたらした損害は計り知れない。そもそも原発のリスクを監視する役目の保安院とかいうところ、実際事故が起こった際の対応能力は全くなさそうだし。何の為の組織なんだ。

じゃあ誰が対応できるのか?これがアメリカならもう少し対策がスピーディだったかも知れないが…。もしかしたら本当にもっと重大な事故が起きてしまったら、人類の誰も対応できないのかも。原子力の力は強大すぎて人間には手に負えないものなんじゃないか、禁断の木の実だったんじゃないか。そんな気がしてくる。

誰か原発に変わる効率の良い発電システムを早く、早く実用化してください…。