ミタ、カーネーション

ドラマ「家政婦のミタ」はついに最終回の視聴率が40%に達したそう。松嶋菜々子持ってるなあ。実際私もしっかり見ていたのだけど。

しかし終わってみれば、「もう一度見たいドラマか?」と言われると微妙。見逃した第一話、第二話あたりだけちょっと見てみたいかな、という程度。オチの分かってしまった推理小説のようなものか。

その点、カーネーションは今のところ神ドラマ。もう一度見たいシーンがたくさんある。
まずシリアス部門。

  • 善作(小林薫)が糸子(尾野真千子)にまじビンタして糸子の頬に手形がついてるシーン。クリスマスケーキひっくり返しとそのあとのお婆ちゃん(庄司照枝)のフォローまで気の抜けない名シーン。
  • 奈津(栗山千明)が髪結い屋で泣くシーン。気の強い奈津が父親の死後いつ泣くのかなと思っていたが、玉枝(濱田マリ)の前でというのは予想外だった。けど納得。
  • 玉枝(濱田マリ)が糸子に「あんたの図太さは毒や!」となじるシーン。玉枝さんの鬼気迫る表情。
  • 八重子さん(田丸麻紀)との涙の和解シーン。八重子さんがいい人すぎる。田丸麻紀さんって関西弁の方がいいですね。
  • 勘助(尾上寛之)再出征のシーン。遠くから糸子を優しい目で見つめる勘助・゚・(つД`)・゚・チャンバラごっこしてた頃は良かったのになあ…
  • だんじりの前での糸子の号泣。ダンナ(駿河太郎)が戦死しても泰蔵兄ちゃん(須賀貴匡)が戦死しても涙が出なかった、戦争で疲れて心が麻痺した糸子。家族の前では弱さを見せられず、だんじりの前でふと幸せだった日々を思い出し堰を切ったように嗚咽する。これ欧米なら教会で泣くような感じかな。

続いてコメディ部門。

  • 糸子に殴られる勘助シーン全部まとめて見たい(ちび糸子時代も入れてね)
  • 千代(麻生祐未)のボケシーン(カニ歩きとかへぇすんませんとか)ちゃっかり糸子の作ったイブニングドレス着て踊ってるシーンもいいなあ
  • 「あぁ!?」サエと糸子の喧嘩シーン(ロイヤル店主のうろたえぶりも入れてね)
  • 「浮気は男の甲斐性」と男どもが四人、ニヤニヤニヤニヤしてるシーン(糸子の想像だけど)。
  • 奈津が糸子の祝言のとき「馬子にも衣装」だのさんざん憎まれ口を叩くシーン。
  • 昌ちゃんと糸子のカラミ。昌ちゃんに足持って引きずられる糸子とか、昌ちゃんが糸子のマネするシーンとか、糸子がお願い事するときに「まさちゃ〜ん」と猫なで声出すシーンとか。

ああ、あげていくとキリが無い。来年のドラマ再開が待ち遠しいです。