寒い

ずいぶん寒くなってきた。もうこたつとカーボンヒーター出してしまった。だって寒いんだもの。


不景気にプラスして気候も寒いと何だか街中が冷えている感じで寂しい。本当に生活に困窮している人はもちろん、別にそこまで困ってない人でも、いわゆる贅沢品を購入するのをためらってしまうような空気感があるよなぁ。漠然とした将来への不安というのか。「宵越しの銭は持たねえ」江戸っ子のようには思い切れないものである。


ちなみに「宵越しの銭は持たない」で検索してみると、江戸っ子が宵越しの銭を持たなかった理由は「江戸の街は火事が多いから、財産を溜め込んでいても燃えてしまえばそれでお終い。それならいっそ思い切ってお金使っちゃって今を楽しもう!」という考え方だったから、らしい。今と違って銀行もないし火災保険もないからそういう考えに至ったようだ。


今の時代、例え大火災、大震災が起こっても銀行に預けた預金が全部台無しになるということはない、はず。だから江戸っ子のようには思い切れないよなぁ。それにヘタに平均寿命が延びちゃったもんだから「老後」が何年あるのかも分からないし。昔は人生50年だったらしいから、ある意味ライフプランが立てやすかったかも知れない。


世界経済がこれからどうなっていくのかエライ人達にも分からないのに、私ごときが考えてもどうなるもんでもないか。ヘタな考え休むに似たり。とにかく今を生きていかなくちゃ。