今期ドラマ評。見てるものだけですが。

相葉くんはまだ主役としては物足りないかな。それは制作者も承知の上なのか、脇に達者な役者を用意して、それぞれの医師にそれぞれの過去やドラマがあるという群像劇に仕立ててある。しかしそれが5人分となると、欲張りすぎて少々とっちらかった印象も。1クールでは描ききれないのでは。それとも最初からパート2を見越しているのか。医療監修に関してはiPS細胞を取り上げたり、新しいことをやろうとしてる感じで好印象。

最初予備知識もなく何気に見始めたのだが、話が思わぬ方向に転がっていくので目が離せなくなってきた。キャストもみんなハマってて良いです。私が特に注目してるのは安藤サクラさんと浅田美代子さん。安藤さん演じる初山さんがいいヤツ過ぎて惚れる。あと書店員の上司沢田さん役の浅田さんの演技が自然でリアルで見直した。さんまさんの番組でボケまくっていた印象しかなかったので。

最初誰にも感情移入できなかったのだが回を重ねるごとにみんな愛おしく思えてきた。とくに瑛太くん演じる光生、うざいけど憎めないという絶妙のキャラになってきた。やるね瑛太くん。ほぼ主要キャスト4人の会話劇で、過去を語るシーンでも回想シーンを入れず役者のセリフで説明させるので演劇っぽくてある意味リアル。しかし絵面的には変化がないので一部の人には退屈に感じるかもしれない。

どうなるのか目が離せない面白さはあるがそれは原作の力かな。クックドゥ彩花ちゃんがキレるシーンやいじめられるシーンは見ていてツラい。夏木マリはこういう役は合うね。カーネーションの糸子はアレだったけどね。

  • 八重の桜

今のところ八重さんがあまり活躍しないせいか視聴率はやや低いみたいだが私は面白く見ている。西島秀俊さんの兄つぁまや綾野剛さんの会津藩松平容保公が凛々しくて良いです。

  • とんび

TBSらしい手堅い作り。内野さんは暑苦しい役ばっかりでなくて、そろそろ物静かな役とかクールな役も見てみたい感じ。眼鏡かけた冷たそうな医者役とかどうでしょうね。

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という感じで今期ツートップは「ミチル」と「離婚」。どっちが上かと言われれば原作無しオリジナル脚本という点を評価して「離婚」かな。最終回まで見たらまた評価変わるかも。